【専門家解説】失敗しないプロ仕様グラスウールの選び方|密度(K値)と不燃性の真実

この記事は、こんなお悩みを持つ方におすすめです。

  • 防音材としてグラスウールを選ぶべき理由を知りたい。
  • 製品選びに必須のK値(密度)や厚みについて詳しく知りたい。
  • 安全性や結露対策など、長期使用における不安を解消したい。

1. 専門家がグラスウールを吸音材の決定版と呼ぶ理由

グラスウールは、音のエネルギーを熱に変換して吸収する、極めて優れた吸音性能を発揮します。ソノーライズがこの素材を主力商材とするのには、明確な理由があります。

1-1. プロの現場で採用される3つの強み

  1. 群を抜く費用対効果: ロックウールやウレタンフォームなどの競合素材と比較して、高い吸音性能を持ちながらコストパフォーマンスに優れるため、プロの施工現場で広く採用されています。
  2. 安心の不燃性: グラスウールはガラスを主原料とした無機質の不燃材料です。火災時にも燃え広がらず、内装材として高い安全性を誇ります。
  3. 長期的な耐久性: 繊維が劣化しにくく、正しく施工すれば長期間にわたって安定した吸音性能を維持できます。

1-2. 間違いやすい知識:断熱材と防音材は別物

グラスウールには断熱用と防音用がありますが、求められる品質と密度が異なります。

  • 防音用途: **高密度(K値が高い)**であることが必須。音を効率よく吸収するために、繊維が密に詰まっています。
  • 断熱用途: 低密度品でも性能を発揮できます。

ソノーライズでは、防音性能を最大限に引き出す高密度・プロ仕様のグラスウールのみを取り扱っています。


2. 失敗しないための核心知識:密度(K値)と厚みの法則

グラスウールの防音効果は、製品のK値と厚みで決まります。特に低密度の製品を選んでしまう失敗を避けるため、この法則を理解してください。

2-1. 最重要指標:K値(密度)の選び方

K値はグラスウール1㎥あたりの重さ(kg)を示す指標です。この数値が高いほど、吸音できる音域の幅が広がり、特に中〜低音域への効果が高まります。

  • 32K: 軽音楽や一般的な話し声対策など、防音対策で最低限必要とされる密度です。
  • 40K~64K: 本格的な音楽室、スタジオ、工場の防音に必須。ソノーライズでは、プロフェッショナルな要求に応えるための高密度品を豊富に取り揃えています。

ソノーライズの強み:当社はプロ仕様の40Kや64Kといった高密度品を、メーカー直販の卸価格で提供できるため、高い性能を低コストで実現できます。

2-2. 低音対策には「厚み」が不可欠

グラスウールは、厚みが増すほど低音域の吸音効果が向上します。ピアノ、ドラム、ベース音などの低音対策を重視する場合、厚さ50mmや100mmの製品を選んでください。厚みと密度の両方を高めることが、防音性能の向上に直結します。


3. 長期使用の安心:安全性と施工ノウハウ

グラスウールは安全性の高い建材ですが、「チクチクする」「湿気に弱い」という懸念には、正しい知識と施工ノウハウで対処する必要があります。

3-1. 人体への安全性:アスベストとの決定的な違い

グラスウールはアスベスト(石綿)とは根本的に異なります。

  • グラスウール: 繊維が太く、人体に吸収されずに排出されるため、IARC(国際がん研究機関)により発がん性リスクなしと認定されています。
  • 不燃性の根拠: ガラスを主原料とするため、不燃材料として国に認定されています。

健康被害の心配なく安心してご使用いただけます。

3-2. 失敗を招く「湿気・結露」対策の重要性

グラスウール自体は無機質でカビの栄養源にはなりませんが、施工時のミスによる結露で性能が低下します。この対策こそが、プロのノウハウです。

【プロの施工ノウハウ】

壁の内部で結露を防ぐために、グラスウールを充填した後、室内の湿気が壁内部に入り込まないよう「防湿・気密シート」を隙間なく密閉することが極めて重要です。

ソノーライズでは、長期間の性能維持に必須となる正しい防湿・気密施工の方法についても、専門的なアドバイスを提供しています。


4. ソノーライズが推奨するプロ仕様グラスウールラインナップ

お客様の用途に合わせて、最適なグラスウール製品をご提案します。

→ あなたの防音計画に必要なK値と厚みを診断します

ご自身の環境にどの密度の製品が最適か、判断に迷う必要はありません。専門知識を持つソノーライズのスタッフが、目的とご予算に合わせた最適な製品選びをサポートします。

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